SONY ラジオ　SRF-R356
確か72年にワールドボーイシリーズの掉尾を飾る形で発売されたモデルです。定価は¥15500、その後にマイナーチェンジされた後期型は￥17600まで上がっていましたが、デザインが多少変わった以外はスペック上で大きな違いは無かった様に思います。当時の流行を取り込んでFMワイヤレスマイク機能を持っており、物の本にはこのモデルのトランスミッターがこの当時では最もよく出来ていたとの説明も有りました。丁度ソニーの縦型で一世を風靡したスカイセンサー5800が発売された前後でした。FMトランスミッターはソニー、ナショナル以外にも殆んどのメーカーが真似をしましたが、今見ると何でこんなものが流行ったのだろうと思います。一方で遥かに本格的なトランシーバー機能を持たせたサンヨーのラシーバは全く人気が出なかったのも不思議です。GXOは当時のナショナルがソニーへの対抗心をむき出しにして作ったモデルかと思いますが、全てにお金の掛った造りです。丈夫な躯体、強力なスピーカー、本格的なトランスミッター等。お陰で発売後50年以上経っていますが、造りが良く密閉性も高いので状態が良い個体が多いのもこのモデルの美点です。今回偶々発売時期が近いソニーのIC11Bが手元にあり、初めて2台を並べて鳴き合わせをしてみました。発売された当時小生は中学生で電気屋の店先でラジオの鳴き合わせなんぞお願いできる様な身分ではなかったので、中古とはいえ良い時代です。ソニーも単体ではスッキリと細身で美しい音ですが、鳴き合わせをすると音が痩せていて可也人工的な音である事が判ります。対するナショナルは音に厚みがあり、より自然な音です。ピアノ、バイオリン、そして人の声を聞いて何も同じ印象でした。当時のナショナルの底力を感じます。但し、可也刺激的なキャプションを使ったのはこの後にTXとの鳴き合わせを更に行った為です。同じスピーカー、同じ出力、殆んど違わない駆体サイズですが、TXは更に深みと厚みの有る良い音です。以前からの漠然とした印象を再確認した様な感じですが、TXが音が良いのは此方で購入いただいた何人かの方々も同じコメントを頂いており小生だけの思い込みでは無さそうです。という訳で非常に良いラジオ、且つこの個体はメーターパネルとアンテナが代替品で有る以外は非常に良い状態ですが、値付けは控え目にしました。自作ACコード付。

カテゴリー:	家電・スマホ・カメラ>>>オーディオ機器>>>ラジオ
商品の状態:	やや傷や汚れあり
ブランド:	パナソニック
色:	ブラック系
配送料の負担:	送料込み(出品者負担)
配送の方法:	佐川急便/日本郵便
発送元の地域:	千葉県
発送までの日数:	1~2日で発送

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