ハイティンク シンフォニー・エディション （３６ＣＤ）
ラフマニノフ\r①ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30\r②ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 作品36\r\rウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)\r指揮：ユージン・オーマンディ①\rニューヨーク・フィルハーモニック①\r録音:1978年1月8日カーネギー・ホール①、1980年ライヴ②\r\rこの曲を偏愛したホロヴィッツによる正規録音としては最後のものです。協奏曲では、これ以前の録音では大量にカットを行なっていたのに対し、ここでのカットは第1楽章カデンツァ中の2小節のみで、ホロヴィッツが遺した、唯一のほぼ完全版の演奏ですこの演奏時、ホロヴィッツは75歳前後、老いて衰えてもヨレヨレにはならずに鋼鉄のような硬質で強力な打鍵は健在です。第一楽章のカデンツァや第3楽章の凄まじい打鍵と離れ業は圧巻です。もちろん悪魔的なパッションや激しさではこの曲の第1回目の録音のコーツとのSP録音、テクニックの万全さとバランスの取れた表現では第2回目の録音のライナー盤（モノラル）には負けますが、この3回目の録音は米国デビュー50年記念のライヴらしい独特の高揚感とステレオ録音というメリットも大きいです。オーマンディの指揮も適役で、老巨匠が自由に弾けるよう老練なサポートをしており、この名演の成功に一役買っています。ファーストチョイスはライナー盤か、このステレオのオーマンディ盤を選ぶのかは好み次第だと思います。\r\rホロヴィッツの演奏するピアノ協奏曲第3番は、作曲家ラフマニノフ自身から演奏する気を奪った名演としても有名です。当日のホロヴィッツが不調だったことはこの録音からもはっきりわかりますが、曲が進むにつれて調子を取り戻してゆき、第3楽章におけるすばらしいまとめ方を聴けば、些細なミスタッチなどは全く気になりません。“どこかワクワクする”という意味でも、ホロヴィッツに代わるピアニストはいません。壮年期にライナーと共演したスリリングな“凄演”と共に、やはり歴史的名演と言えるでしょう。一方、ピアノソナタ第2番に関しては、1980年（77才時！）のライヴ録音であるという事実が信じ難いほどに力強く、老齢ながら王者の風格たっぷりな堂々たる演奏です。\r\r国内盤、帯付き\r盤面微すれありますが再生問題無し\r\r＊まとめ買い値引きします(要事前コメント)\r 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き\r 4枚購入→450円引き

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